ベーシックから最新スタイルまで、かんたん攻略法。
カット前のイメージデザインのつかみ方。
カット展開図の書き方。
馬鹿とハサミは使いよう。
一つのヘヤーデザインからの+アレンジ術は・・・。
メンズカットはここが違う
ヘアデザイン別スタートからフィニッシュまでのスピ-ドアップ法。
魅せるカット技法。
仕上げ・フィニッシュの効果的な魅せ方・決め方。
撮影スタイルとサロンスタイルの大きな違いはこれだ。 etc・・・
あなたが普段思っている疑問点の解決。
あなたはこの講習を受けることにより新たな技術と自信をマスターする
・セニングだけでなんとなくイメージに近いスタイルにする手法
・ストロークカットをカットの一手段ではなくストロークスタイルとした間違った考え
・レザーカットをカットテクニックの一手段ではなくレザーカットスタイルとした間違った考えなど
カットのテクニックをイコールヘアスタイルに結び付けてしまう傾向にふと戸惑いを感じました。
「カットはヘアスタイルを作るうえでの手段でしかない」ことに気づいている方が何人いるでしょうか?
2003年12月に韓国のいわゆるカリスマ美容師さん達に講習をしました。
テーマは「日本で流行っているヘアスタイル」の実演でした。
私は韓国の女優さんを1名カットしその後モデルさんをカットしました。
いわゆるくびれのあるロング・ミディアムスタイルをカットしました。
そこで日本のファッション雑誌をみせてヘアスタイルポイントをシルエットを通して説明しました。が、質問はなんと韓国ではストロークカット信者がほとんどでそれも日本のとある美容師さんがストロークカットが日本で全てのスタイルで使われてストロークカットスタイルが一番今流行っていると伝わっていました。
そのようなウソの情報を流してその日本人の美容師さんは韓国では超有名になりビデオまでも出回っています。
そこで問題なのはやはりヘアスタイルをカットテクニックのみに重点をおいて、本来のヘアスタイルのシルエットの構成要素である展開図を無視してストローク技術のみに皆力をいれ手首のひねり方・シザーの振り方などに皆頭がいっぱいで肝心のヘアスタイルを作るのにどの部分に髪の毛が必要か必要でないかといういわゆる展開図の発想が全く無かったことです。
皆さんの質問はシザーサバキがほとんどで、ヘアスタイルのポイントなど肝心の似合わせなど興味が無いようでした。韓国で一番有名なカリスマ美容師さんは踊りながらストロークカットをするパーフォーマンスしている方です。
日本でも少なからずそのような考えの美容師さんは多いです。
現在の時間ばかりかけて、結局セニングでごまかす。
シルエットを考えずにひたすらストロークで軽さを追求する。
軽さイコール、レザー・セニング・ストロークと思い込んでいる。
カットの手順を気にするあまり時間がかかりすぎ、また必要の無いところまでカットしてしまう。
ヘアスタイル展開図が頭に描けない。
感覚でカットしているので、2度と同じヘアスタイルができない。
調子の良い時と悪い時で出来が大きく異なる。等など
若い子達の特に感性はすばらしいですが
基本的なカット理論が理解されていないまま更に下のスタッフの教育に入る。
わからないまま教えるから教わる方もわからない。
要は感覚よ?で終わってしまう。
私は元理容師でした。美容師に転向したきっかけが、理容の伝統の感覚で仕事を覚えろ(仕事は見て覚えろ)的体質でした。ある講習会に習いに行った時、トップは10cmでサイドは1cm刈り上げネープも後ろ下がりに刈り上げと言われ、何故トップは10cmですかと質問したところ決まっているからと返事が返ってきました。
その後、ヴィダルサッスーンのカット講習に行った時すごーくショックを受けました。
全てが理論からなり体系化され、ヘアスタイルがすべて計算して作れる。
私にとって画期的でした。
この体験からこれからは美容師だと感じました。
ヘアスタイルの
デザイン(デザイン)→展開図を考える(パタンナー)→カットテクニック(裁断)→スタイリング(縫製)は、服や靴を作る作業工程と何ら変わりないのが、ヘアスタイル作りです。
デザインを起こし、型を作り、裁断、縫う、この工程なくしてデザインは出来上がりません。
美容師さんはすべての作業を一人でしなければなりません。
そこで一番大事なデザイン・展開図(パターン)の部分にも力を入れなければなりません。
デザイン・展開図を理解した上でのカットテクニックは意味合いが大きく違ってきます。
いかがでしょうか?
ヘアスタイルを作るうえでのカットを極めたいと思いませんか?
髪・匠JUKU:HIDE INAMORI